突然ですが40代の方に質問です。
来月、5日間の連休が取れました。
旅行にでも行こうかなと、思って真っ先におもいうかぶ場所はどこですか・・・?
温泉に浸かりながら、のんびりとまったりしたいな〜。
って…国内を真っ先に思い浮かべた人は典型的な日本経済の渦に巻き込まれた被害者です。
と、強めに言ってはみたものの国内が好きだからと言う理由だったら話は少し違ってきますけど・・・(冒頭からいきなり支離滅裂。ww)
それ以外で、海外に目を向けなかった人の中に海外に興味はある。
でも・・・
- 海外に行ったことがない
- 行き方がわからない
- 治安が心配
- 言葉が通じない(英語ができない)
- 費用がない
- 家族がいる
など、二の足を踏む理由はたくさん出てきます。
しかし、今の40代は己を犠牲にいろいろなことに耐えてきました。
ひとことで言えば、超頑張ってきた世代です!
だからこそ、人生の折り返し地点で今一度原点に戻り、新しい価値観と可能性を見い出すべきです。
日本にいては感じえない価値観や刺激をばんばん感じるには海外がお勧めです。
その経験が、この後の人生の後半戦にも必ず生かされるはずです。
なぜ、海外をおすすめする?
「可愛い子には旅をさせよ」と言う言葉があるように「疲れた40代にも旅をさせろ!」と声を大にして言いたいです。
感性は歳をとるごとに衰えます。
40年間の人生の中、20年も世間の風に当たっていると大抵のことでは動じない図太い神経が備わってきます。
今後、日本国内で新しい刺激を受ける場面は少ないです。
しかし、海外に行けば見るもの全てが新鮮です。
僕はカンボジアのアンコールワットを見て「なにこれ!デカすぎやろ!!どうやって作ったの?」って、スケールの違いに圧倒されました。
大自然の広大なジャングルに落ちていく夕日をながめて、なぜか涙が出てきました。
今は、最低3日あれば近隣のアジア諸国に行くことができます。LCCを使えば費用も10万円以下です。
海外がとても身近な世の中になりました。
自分の価値観を高めるには良いチャンスです。
価値観の変化
価値観が変わる理由として、日本での常識は海外では非常識だからです。
人の生き方や物事の考え方、文化は育った環境に大きく左右されます。
日本での当たり前は通用しません。
国内しか知らなかった僕も「海外に行ったら価値観が変わる?」「本当の自分が見つかる?」なんて鳥肌が立つようなセリフはぜったいに言わないときめていました。
同じ人類である以上、この意見はあまりにも非現実すぎだし根拠はなに…?って感じでした。
しかし実際に見た風景、接した人々、生き方に対する考え方全てが違っていました。
昭和の学校教育で学んだ「規律よく真面目に、一生懸命働けば幸せ…」の形が一瞬で崩れ落ちました。
ジャパニーズマインドでガチガチの思考をほぐしてもらうには、海外は絶好の社会科見学です。
日本の良さを再認識できる
日本ほど社会が安定している先進国は他に無いです。
芸術や文化はさておき、単純に人を思いやる精神が根付いています。
有名な「オ・モ・テ・ナ・シ」に代表されるように日本人は相手の利益を真っ先に考えます。
しかし海外では、人よりも自分のメリットを強くもとめるように感じることが多々あります。
アジア諸国で当たり前にはびこる、ぼったくりもいい例です。
あくまでも個人的主観ですが…
ちなみに僕は、ベトナムのタンソンニャト空港で2万円ぼったくられた苦い経験があります。
巧妙すぎる手口に完敗でした・・・ww
(この話はまた別なブログ記事にしたいと思います。)
街がきれい、食事がおいしい以前に人の人に対する考え方がそもそも違うと感じます。
毎回、帰国時の羽田空港のトイレでその安心感を感じることができます。
細かいことがどうでも良くなる
前項でも書きましたが、日本での常識は海外では非常識です。
海外に行ったことのある人ならば少なからず何かしら「ありえない!」と思った文化や習慣にびっくりしたことがあったとおいもいます。
真っ先に思い浮かぶものに、交通事情や仕事に対する考え方があります。
日本のような決められた交通ルールもないし、南国の観光地ではタクシー運転手も終始お昼寝中です。
僕が旅したアジア諸国に限定しますが、そのほかにも
- 街中の衛生状態
- 屋台に飛び交うハエ
- コンビニ店員の携帯や食事
- お札は投げる
- 歩道に空いてる大きな穴
- 終始聞こえる車のクラクション
など、わかる人にはあるあるですよね。
号に入れば剛に従え、日本の当たり前は通じないとわかれば逆に楽しくなって来ます。
その割り切った考えは日本にいては決して体験できないものです。
「なんだ、これでいいのか」「これでも生きていけるのか」って、些細なことがどうでもよくなります。
40代は不運な世代
今の40代は間違いなく不運な世代です。
過去を振り返ると、日本社会は世代間不公平が大きすぎます。
いつ生まれたか、いつ大学を卒業したかで人生は大きく変化しました。
新卒で就職するのが一番容易という流れの中、時代のはざまで就職難を迎えてしまうと挽回するのが非常に困難という皮肉があります。
就職氷河期世代、ロスジェネ世代などとネガティヴな呼ばれ方も悔しいですよね。
バブル、就職氷河期
就職氷河期に該当する世代は1970年(昭和45年)から1982年(昭和57年)や1984年(昭和59年)までに生まれた1990年代半ばから2000年代前半に社会に出たり、2000年前後に大学を卒業した、現在において40歳前後
Wikipediaからの抜粋ですが、以上のように表記されています。
個人的に経験したことは、
- 年配者の口々に発する「バブル期の武勇伝や自慢話」
- 好景気に便乗し、昇級した給料や賞与体系の違いによる不公平感…
- バブル期の根性論による概念、今でいうパワハラは日常茶飯事
それを実際にビシビシ肌で感じてきました。
現在はSNSなど弱い立場でも意見を拡散できるツールが整っておりパワーバランスも同等…?
ひょっとしたら…逆転しているかもしれませんね。
最後の昭和世代
2019年4月より「働き方改革関連法」が施行され以前よりもだいぶ労働者に対する多様で柔軟な働き方の実現が出来上がってきました。
- 時間外労働の上限規制
- 有給休暇取得の義務化・時季指定
- 同一労働同一賃金
労働者の働き方が守られる時代になりました。
ただ、僕ら40代は昭和の古い法律の中、休みも残業も関係なかった世代です。
収入を増やすためには、残業やダブルワーク、トリプルワークなど労働時間=賃金という古い考え方です。
ぶちゃけ、今回法律が変わったことによる40代の本音は
- 上の世代は、働けばお金がもらえた世代。
- 下の世代は、働かずともお金がもらえる世代。
ずっる〜!!!労働時間を削られたら給料減るじゃん…
おまけにリストラ最有力候補と、氷河期世代いじめは続くばかり
誰のために何のためにやっているのか救われない気持は継続中です。
ここでもまたハズレくじを引いた貧乏世代になってしまいました。
今が変化のとき
疲れた40代には特効薬が必要です。
服用後じわじわ効いてくるようなものではなく即効性にとんだものです。
時代に翻弄され続け、凝り固まった古い考え方体質を変えるには大きな変化を経験する必要があります。
価値観を変えるには、今のまま国内にいては難しいです。
幸いにも今、「働き方改革」という法律が制定されました。
苦しめられたその法律の目玉「時間外労働の上限規制の導入」を、今度は逆に最大限いかし自分だけの時間を増やしちゃいましょう。
改めて今、自分を見つめなをすときです。
世代を恨み続け、この先もネガティブ思考で生きるくらいなら自分の中の意識を変え、新しいなにかに挑戦するマインドを持つべきです。
まとめ
就職氷河期世代の地獄は、まだまだ終わりません。
新人の頃から根性論で会社に貢献し、先輩上司のしごきに耐えつつようやく管理職になり人並みに給料がもらえるようになりました。
しかしそれと同じくし、コンプライアンスやパワハラ・モラハラだの新しい権利を主張する世の中に変貌しました。
給料が上がった以上の責任も押し付けられ、上だけではなく下の世代の顔色まで伺う有様です。
明らかに考え方の違う部下たちのあつかいに慣れてきた時に頭をよぎるのが定年です。
今は、65歳が定年ですが数年後には70歳定年が見えてきます。
当然年金支給も70歳から・・・
そこから年金をもらっても後、何年間健康でいられるの?そもそもそんなに生きていられるのか?
ある試算では、老後2000万円必要などと言われています。
そんなに貯められる人はどれくらいいるのか?
給料明細を見ても、所得税、住民税、健康保険、厚生年金、老後保険と搾り取れるだけ搾り取られています。
さらに生活費からは10%の消費税・・・
これからどんどん人口は減少しているのに、今の仕組みでこれからも回っていくとは思えない無理ゲー状態。
非常に厳しい現状は全て自己責任という言葉では片付けられない悲惨な時代に生まれた悲運。
このまま被害者という立場で人生を終わらせたくはない!そんな現状を変えたい!
そう思えたのであれば変えるタイミングは今です!
とは言っても、実際日本は素晴らしい国です。
今まで卑屈に思っていたことも一度外から見ると違って見えます。
一度別な環境にでて、ふかんで見つめ直すことでポジティブになれるかもしれません。
そのために海外に行き、改めて外から自分自身を見つめ直してみましょう。