セカンドライフ

【40代からのセカンドライフ】楽しい人生の実現を目指すための心得とは…

40代ともなると、ふと何かのひょうしに5年後や10年後の将来について考えることがあります。

今と変わらず同じ毎日を送っているのか…または別の何かを初めているのだろうかと。

そのときの生活環境は?収入は?と、不安と期待が入り混じったりします。

しかし、現在40代を迎える昭和45年〜57年にかけて生まれた世代は、超氷河期世代と揶揄されとてもネガティヴな立場です。

バブル崩壊のあおりをくらい当時の企業は軒並み新規採用を抑制しました。

大卒の有効求人倍率も1991年は1.4倍ありましたが、その2年後の1993年には1倍を割り込みなんと0.76倍まで下落してしまいました。

その煽りをくらった世代は、今でも派遣社員や非正規雇用などで生計を立てています。

年収約300万円程度の生活を続けている40代はひじょうに多いという話を耳にします。

そんな時代を生きる世代でも、今後夢のある未来を営んでいけるでしょうか。

40代からの未来を考える!

セカンドライフ

 

40代に差し掛かり、ある程度仕事や家庭も安定し時折ふと何か満たされない…そんな気分になることってありませんか?

学生時代に思い描いていた夢や、やり損ねたまま自分の心の奥底にしまい込んだなにか…

人生も折り返し地点を迎え、改めて自分を見つめ直す年代に差し掛かったと言えるんではないでしょうか。

もう一度何か初めてみたい、新しいなにかにチャレンジしてみたいそんなメラメラと燃え上がるものはありませんか?

昨今では、終身雇用が崩壊しセミリタイアや脱サラ卒サラなどという言葉が頻繁に使われるようになり、会社組織という枠組みから解放されたい自由に生きたいと考え始める人が増えてきています。

今の40代は体力もあり、ある程度の経験も資金力もあります。

スポーツ界においても40代のアスリートがまだまだ第一戦で活躍している時代です。

会社組織という枠から外れることが可能であれば、その後の人生において膨大な時間を手に入れることができます。

その後はその時間を有効利用し様々なことにチャレンジしていくことも充分可能です。

平均寿命・健康寿命共々毎年増加傾向にあり、新しいことにチャレンジするには遅くはない年齢です。

40代でもまだまだチャレンジ出来るし、新しい世界を広げる可能性は存分にあります!

人生を楽しむ3つのライフプランニング

ライフプランニング

しかし、人生をもう一度楽しもうと考えるにあたり全てが良い方向に向かうとは限りません。何も考えず無計画にことを勧めるのは大変危険です。

仮に仕事を辞め膨大な時間を手に入れたとしても、何もすることが見つからずただただ有り余った時間を無駄に過ごすだけでは意味が無いです。

脱サラ後のことも考え、今後の人生にテーマを設けることも大切な人生設計のひとつです。

サラリーマン生活が長い人にありがちなのが「仕事=生きがい」とする考え方です。

いきなり社会から飛び出したはいいが、気づくと周りの変化や生活のちがいに戸惑い誰にも必要とされていないんじゃ無いか?と、孤独や人間不信といった不安におちいりやすくなってしまいます。

意識調査の中でも、生きがいを持っているかと尋ねると「生きがいを感じていない」と答える人の割合が年齢と共に増えています。

特に男性はコミュニケーションをとることが苦手な為、女性よりも多くの方が生きがいを感じていないといと答える割合が多いようです。

厚生労働省が行っている施策「健康日本21」での発表でも、平成28年の健康寿命における年齢は以下のようになっています。

性別 健康寿命
男性 72.14歳
女性 74.79歳

 

仮に60歳で現役をリタイアした場合でも、その後男性では約12年間、女性においては約15年間を元気に過ごすことができる計算です。

さらに日本人の平均寿命は男性が81.25歳、女性が87.32歳なので、記述通り人生をまっとうするとなるとさらに男性では9年、女性では12年という時間があることになります。

さすが!長寿大国日本ですね。

以上の結果、仕事を辞めた後でもそれに合ったライフスタイルを見つけることが重要です。

何をして過ごしたいのか?

仮に膨大な時間を手に入れたとした場合、その時間をどのように使って行くかを考えたことはありますか?

毎日当たり前にある仕事という作業がなくなり、そのポッカリ開いた空間ををどう埋め合わせて行くか…分からなくなってしまいがちですね。

仕事に費やしていた時間と同じだけ情熱を注ぎ込める物があればいいですが、ない場合は人生をかけて楽しめるコンテンツをいちから見つけなければなりません。

例えば、今までやりたくてもできなかった趣味や旅行、習い事など大きなことにチャレンジするのも自分にとって大きなプラスとなることでしょう。

世界一周旅行やクルーズ船での長期にわたる旅などはサラリーマン時代はまず不可能です。

英会話や楽器、ダンスなどの習い事も挑戦してみたいと思っていても仕事の疲れや時間の制約など、真剣に向き合うには余程の努力が必要となり、いつに間にか後回しにしがちです。

スポーツなどでも同じくジムやプール、公共の球技場などは今高齢者の方がアクティブに利用し健康を維持しているのが現状です。

第二の人生を考えた時、自分がいかにその生活に順応していけるかを考えそれに見合った目標を持つことが大切です。

誰と過ごしたいのか?

現代では生活スタイルも多様化しており個人のプライバシーも重要なポイントとしてあげられます。

一緒に生活する人によって生活スタイルも人生設計におけるプランも大きく変わって来ます。その中で誰と過ごすか、誰と過ごしたいかも重きを置いていきたいポイントですね。

既婚者であれば夫や妻、家族などと考えがちですが、時代とともに、家庭環境も複雑になり、その概念や実態も変容しています。

夫婦でいても一緒に居たく無い、ひとりの時間を大切にしたいと考え相手の生き方をサポートするが、相手の生き方を妨げない、という合意に基づいた関係が増えているのも現実です。

今は他人でも気の合う仲間と一緒に過ごしたいと考える人も増え、残念ながら身内や血縁だからという考え方もなくなりつつありますね。

結果自分がいちばん気兼ねなく付き合うことができ、ストレスを感じない関係にある人が一番好ましいと言えます。

どこで過ごしたいのか?

住む場所も重要なポイントになってきます。

住む場所によって生活に必要な資金も変化します、家賃や生活費など今後の人生設計も大きく左右されるからです。

都会の喧騒を避け、自給自足をしながら静かで豊かな自然の中に住みたい。

庭付きの一軒家に住みたいなど、大都会では経験し難い田舎暮らしの価値を求めている人いれば、物価の安い海外で優雅なセレブ生活を楽しみたいなど考え方も人それぞれです。

思い描いた理想を目指し、住む場所をしっかりと見定めることも大切なことです。

セミリタイア後の資金問題

お金がない

上記でリタイアした後の良い面だけを述べましたが、実際問題実行に移せない最も大きな理由がリタイア後の資金問題ではないでしょうか?

当然ながら実行に移すにはおおよそですが6,000万円程度のまとまった資金が必要不可欠です。

計画をせずに仕事をやめれば無職、当然収入は無くなります。

40代でリタイヤしても年金が支給されるまでには単純にあと25年、それまでの生活資金はどうするべきか、悩みどころですね。

国民年金、国民健康保険、老後年金などの加入は引き続き継続して行かなければいけません。

さらに家族や子供がいた場合その生活費や教育資金、自分の老後の蓄えなどまだまだお金を必要とする年代であることは間違いありません。

サラリーマン時代に払い続けた雇用保険をあてにしても様々な条件や制約をクリアし、最長でも6カ月間の支給しかありません…

リタイア後でも安心して暮らせるだけの資金問題を解決して行く必要があります。

資金、貯金はどのくらい必要なのか?

収入がなくなり、真っ先に思い付く物と言えば会社員時代に貯めた貯金や退職金です。

仕事を辞めたことによって今まで安定して入ってきた収入がなくなるため、自ずと生活に必要な資金は貯金に頼らざるしかなくなってきます。

総務省統計局が2018年に発表した単身世帯の家計調査によると、一人暮らしの1ヶ月の生活費の平均額は約13.9万円です。その中で、家賃平均は約2.7万円とあります。

住む場所や生活スタイルによって誤差は出てくると思いますが、生きて行く上で最低限14万円からの生活が必要となって来るということです。

仮に80歳まで生きると考えた場合、最低でも年間168万円×40年で6,720万円の蓄えが必要な計算になりますね。

今ある貯金から今後の人生プランを考えても、夢のある生活とは程遠い結果となってしまいます。

生活水準が下がっても満足できるか?

6,000万円の貯金を持っていたと仮定した場合でもこの金額では一生満足のいく生活とはいえず、常に必要最低限の生活を続けていくことを余儀なくされます。

余程潤沢な資金を持っていない限り生涯を通し節約生活を送り続けなければなりません。

当然資産は限りあるもの何もしなければ着実に減り続けていきます。それを考慮した上で今あるものから人生を逆算し資産の使い道を考えていかなければなりません。

大手銀行に預けていれば金利がつきますが、定期金利が0.002%に引き下げられるなど、金利もごくわずかです。金利で生活する考えはないですね。

その上収入が無くなったからといって今の生活レベルをいきなり下げろと言われても、一度上がった生活レベルを下げるのは難しいのも現実です。

どの程度下げればいいのかがわからず光熱費や通信費、日頃の買い物など以前までの感覚が抜けずに浪費を続けてしまうなどよくあることです。

細かな部分を見直し常に節約を心がけ、今までのようなある程度不自由の無い生活を送ることは出来なくなると覚悟することも必要かもしれません。

無職でも収入を得る!

ネットビジネス

資産を切り崩し続けることに危機感を覚えている人なら当然、仕事を辞めた後でも生活に必要な収入源を確保しようと考えるのが至極当然です。

お金は使えば無くなるもの!先の見えない将来のため極力貯えは残したい、将来を見据え資産はそのまま貯金は切り崩さず生活したいと考えます。

そのような観点から出ていくお金に注目するのではなく、将来に向け稼ぐ手段をいかに増やしていくかという考えが必要となって来ます。

リタイアした後でも収入を得られる方法を構築できてさえいれば定期的に収入を得られ安心が確保されるはずです。

仕事を辞めた後でも生活費=貯金ではなく、今後はどう稼ぐ手段を得て行くべきかに考え方をシフトチェンジして行く必要があります。

収入源の構築

日本人は、世界から見ても会社依存度が強く自らの力でお金を生み出すことが苦手です。

日本教育では立派な社会人になることを需要視した教育のため、お金の稼ぎ方について幅広く学習させる機会がないに等しいからです。

なので、会社を辞めた後どう収入を得たらいいのか分からず不安が先行し個人で稼ぐと言った考えは微塵もありません。

一昔前であれば、個人事業として投資や不動産などで資産を運用する考えが主流でした。

インターネットが主流となった今ではブログ、YouTube、プログラミング、ライター、せどり、株、FX、仮想通貨など新たなネットビジネスが誕生しパソコン一台でサラリーマンの年収を遥かに超える収入を得ることが可能となりました。

収入額も人それぞれで月数万円から数百万円まで幅広く、ネットの世界では青天井と言われ努力次第では上限なく収入を得ることができます。

知識とインターネットがあれば、ほとんど元手をかけなくても個人で大金が稼げる可能性がある時代といえますね。

ネット社会となった今、時代の変化に合わせ利用できれば、家にいながらにして収入を得つつ人生を謳歌して行くのも可能と言えます。

不動産とネットビジネスの違い

先に述べた収入源の構築についても、不動産収入とネットビジネスとでは大きな違いがあります。

資金問題から開放され将来自由な人生を送るまでは同じ考え方ですが、稼ぐ方法が大きく違って来ます。

具体的にどちらが稼ぎやすいか…と、いうと双方にメリットとデメリットが存在します。

まず少ない労力で稼ぐとするならば不動産投資です。

一度稼ぐシステムを構築し需要のあるアパートやマンションなどの不動産を持っていれば毎月決まった家賃収入が入って来ます。なので極論自分は何もすることがないです。

ただ、不動産収入は融資を組むなどそこに到達するまでの時間や資金などがかかり、初期投資を含め費用など大きなリスクを抱える恐れがあります。

さらに物件選びをはじめ借入手続きや維持管理の手間などの煩雑さがネックとなり、心情的にハードルの高さを感じるのも事実と言えます。

逆にネットビジネスは誰でも簡単に始めることができます。初期費用も少なく大きなリスクを追う必要もありません。

しかし不動産収入と違うところはシステムを構築するまでに長い月日がかかってしまうことです。その為、初期の頃はコツコツとした労働を長期間続けていかなければなりません。

新しいジャンルや稼ぎ方も増えつつある分野ですが、どれにおいても最初は時間をかけながら積み上げ、その物が多ければ多いほど収入は増えていきます。

より良いものを作り、お金に替えようと思えば時間を削り、時間を得ようと思えば収入を削るという作業がしばらくは続くため結果が出づらく、収入を得るまでに時間がかかります。

ちなみにコンテンツの種類によってはGoogleの企画に左右されやすいので安定して稼げないというデメリットもあります。

違いを理解し、資産や生活スタイルに合わせ、どれか自分にとっていちばん良いかを吟味していかなくてはいけないところが難しいですね。

フリーランスになる

上記を理解した上でもフリーランスには大きな魅力があります。

会社組織の窮屈感、人間関係、永遠と続く労働など…単純にあと○○年働き続けなくてはいけないと言った先の見えない絶望感が解消されます。

パソコンが広く普及しインターネット通信が高速化した今、様々な分野でIT技術を利用した「在宅ワーク」が可能となりました。

場所を問わずに働くことができるWebデザインやプログラミングのスキルを活かした仕事も増え、ライター、デザイナー、プログラマーなどの職種において、会社や団体などに所属せず、仕事をすることが可能となりました。

自分のスキルを武器として自分の才覚などからWebデザインやプログラミングのスキルなどを活かして行くことは今後の人生においても有利に働きます。

フリーランスで仕事の幅を広げておくことができれば極論死ぬまで収入を得ることが可能です。いずれやって来る老後問題などで悩む必要もなくなるはずです。

セミリタイアして、新たな道を切り開きフリーランスとして生きる術を手に入れることは将来の生活においても十分なメリットが感じられるのではないのでしょうか。

人生は一度きりです。今の生活に少しでも不満や不安があるのであればリタイア後の膨大な時間を勉強にあてフリーランスにチャレンジすることがお勧めです。

まとめ

40代でもはっきりとした目標と手段を計画的に行っていけばセミリタイヤは十分可能です。

時代に合わせた考え方とやる気次第でどうにでもなるそんな時代になり、以前より格段に夢を追いやすくなった時代と言えるかもしれません。

人生においても今がいちばんベストな年代です。バブルやリーマンショックで失われた過去を取り戻すラストチャンスかもしれません。

インターネットが普及した現代だからこそ、永久的にスキルアップしながら仕事の幅を広げることが可能であり、組織に縛られず自由にストレスフリーで生きることにチャレンジできるターニングポイントです。

この機会に思い切って行動してみるのもありかもしれませんよ。